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ロンドンのJapan House

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「外務省がロンドンにギャラリーをオープン!」

1 Japan House

外務省が日本の魅力を世界の人々に知って貰おうと世界3都市、ロンドン、サンパウロ、ロサンゼルスに、発信拠点を開設しました。ロンドンは、2018年7月オープンされました。Japan House には、ギャラリー、多目的スペース、書籍コーナー、物販、レストラン等が入っています。展示スペースは、「何かを発信したい」と、意欲と才能のある人々が「足がかり」となる発信場所となります。

展示会は、数カ月を会期で定期的に開かれます。いくつかの企画展は、日本での公募から選ばれ、3つの都市、ロンドン、サンパウロ、ロサンゼルスを周ります。

2 見学

今年5月に見学に行って来ました。Japan Houseのことはオープン前から知っていまいした。

クリスティーズ オークションハウスのディレクターをしているイギリス人の友人が開館にあたり、アドバイザーとして関わっていたので、話を聞いていました。

以前彼女に、日本人アーティストにとって、ロンドンのどのエリアで展示するのがいいか尋ねたところ、彼女は「ハイストリートケンジントン」と即答しました。文化的、商業的建造物が多く所在するケンジントン地区にあり、そのハイストリートは、ビジネスマン、買い物客、ツーリストでいつも賑わっている活気のあるところです。

このJapan Houseは、まさにその駅から数分のハイストリートに面したところにありました。

入口を入ると、Ⅰ階は日本の商品が綺麗に並べられたショップでした。並べ方にも日本人の美意識が感じられ、お洒落な落ち着いた雰囲気でした。

展示スペースは、2階(イギリスでは1階になります)にあり、四角い間取りで、天井が高く、かなり広いスペース(壁が19m x 14m)でした。近い将来、一般公募するようですから、ロンドン進出を目指す方は、チャレンジしてみて下さい。

 

3 展示

会期中だった展示です。

タイトル 「LIVING COLOURS – Kasane -  かさねの森 染司よしおか」

作家 吉岡幸雄

京都市伏見区に生まれる。生家は、江戸時代から続く染屋で、「染司よしおか」五代目継承

 

展覧会のテーマ「 kasane」は、平安時代の貴族たちが愛でた天然の植物染料で染められた生地を再現し、海外で、平安時代のこの優雅な重ねの色彩に触れてもらおうという趣向です。何色かのそれぞれグラデーションに染め上がった生地が優雅に展示されていた他、染料となる植物、また技法が紹介されていました。

 

4感想

自然界の植物で染められた生地は、目に優しい繊細な温かみをもったものでした。織物は、驚くほど美しいものでした。

ただ展示方法が少し残念な気がしました。

それは、着物の知識を持たず、馴染みのないヨーロッパの人達に、美しく染められた生地と着物が結びつかない点です。

染め物が着物のためであり、その生地で作られた着物を想像するのは、日本人にとっても難しく、海外の人にとっては、尚更、着物となったものを想像できないだろうと思いました。そのあたりを、工夫された展示であった方がよりインパクトがあったのではないかと思います。

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